骨董は、資産か?無用の長物なのか?
そもそも、骨董品とは、長い年月、人に大事にされてきたから、現在まで存在する物です。
ですが、今、あなたが、使っている現代の家電製品、家具は、古くなれば、粗大ごみとして捨てられます。それが、決して、骨董品にはなるということはありません。
現代の既製品は、役目が終われば、ゴミと化し、処分するのにもお金がかかってしまう存在ですが、 骨董品は、例え、それがどんなものであろうと、欲しがる人が存在し、お金に変えることが出来ます。
つまり、ゴミではなく資産なのです。
骨董品の存在価値
骨董品=ガラクタ、もしくは、馬鹿高い美術品と思っているかもしれません。
しかし、それだけではありません。
古いお皿、家具、恵比寿大黒天の仏像、民具類など、数千円でも買えるものも、骨董になります。
それらは、長年、大事に使われてきただけあり、当時の職人さんが心を込めて作ったもので、 現代、同じような物を作ろうと思えば、コストが掛かりすぎて、同じ値段で作ることが出来ないものです。
しかし、それらは、骨董というだけで、評価されず、非常に安い値段で高品質の物が買えるのです。
一昔前は、古民家といえば、単なる古い家と思われ、壊され、プレハブハウスに建て替えられていました。 近年、古民家が評価され、改装したり、移築する人も増えてきました。しかし、失われた物は戻ってきません。
世界に一つだけの存在だからこそ、価値ある存在。
クローン化され、同じ顔、同じ性格を持つ人間がたくさんいる世界を想像してみてください。
果たして、そんな世界は、楽しいでしょうか?
少し性格は、歪んでいるけれど、たまに、自分にだけは優しくしてくれる可愛い存在。
そんな世界に一つだけしか存在しない物を大事にしていこうではありませんか?
あなた自身が、そうであるように、骨董もそうなのです。
そう考えてみると、今までガラクタだった骨董が、愛おしく見えてくるはずです。